2007年10月10日
泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部
☆ 先ず、冒頭の裏設定が興味深い。成程な、と。
☆ 弐巻目ということで、かなり各国のキャラクターがはっきりしてきた。主演男優賞を常に獲りたい才能コレクターの曹操、麻薬的な味が人を虜にする弱小ラーメン屋台店主の手長大耳猿こと劉備、守成の人というかヤクザ社会を纏めることを課せられた組長・孫権。
☆ こういう軽妙洒脱な語り口で酒見作品に入っていくのもいいのかな?(其の後、『陋巷に在り』)と思いました。但し、本作は三國志の知識が無いと全然面白くありません。
☆ 其れにしても、映画・漫画などのサブカルチャーや時事ニューズ、格闘技、海の東西を問わない文学作品等々、ギャグに使うネタ・比喩の豊富さに驚きます。一番好きなのは「子竜は満身これキモッ」と中学生の女子が言ったら可愛そうだ云々。
☆ まあ、正史と演義を両方取り上げ、どちらも曖昧だとし乍ら、真面目な愛好家が多い「三國志」其の権化としての諸葛亮を、皮肉も含めて面白可笑しく考察しているのかな、と。
☆ どうしても此の本を読むと、頭に浮かぶ登場人物の顔は『蒼天航路』に自動変換してしまいます。就中(なかんずく)、孔明は絶対に金髪の筈です。第参部から欣太先生が挿し絵を描いてくれたら、もう卒倒します。
☆ 第弐部が長坂坡だから、参部は赤壁、肆部は漢中・荊州・夷陵、伍部で北伐〜五丈原って感じかな?







